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【お知らせ】モンゴル初の歯科健診が3歳児対象に実施開始~徳島医療交流協西野理事長が啓発~[モンゴル]
2019.07.19
徳島モンゴル医療交流協会理事長の歯科医師西野瑞穂さん(78)=徳島大名誉教授、徳島市国府町竜王=の働き掛けで、モンゴルで初めての全国的な歯科健診が3歳児を対象に始まった。3年にわたる現地での乳幼児健診や歯科医への啓発活動が実った。西野さんは「急増する虫歯を食い止める大きな一歩」と喜んでいる。
健診は4月からモンゴル国内199カ所で実施し、費用は国が負担する。歯の状態を検査するほか、保護者に歯磨きの仕方や虫歯になりにくい食生活を指導する。
モンゴルでは歯磨きの習慣がない中、食事が欧米化し、虫歯になる乳幼児が急増。医療交流協会は予防の大切さを知ってもらおうと、2017年から国際協力機構(JICA)の事業として首都ウランバートルで健診を続けている。
19年4月までに、西野さんら県内の歯科医3人と歯科衛生士3人が現地を5回訪問。18年10月の健診では、0~5歳児212人のうち76%の162人に虫歯があった。
健診にはモンゴルの歯科医らも立ち会い、西野さんは予防の重要性を訴えるとともに、日本の健診制度について説明。18年1月にはサランゲレル保健相が健診を視察し、国を挙げて対策に取り組む意向を示した。
今年4月22日に健診の開始を祝う保健省主催の式典があり、西野さんも出席。あいさつに立ったサランゲレル氏から功績者の一人として紹介された。
10月にはJICAの事業として最後の健診を行う予定。西野さんは「これで終わりではなく、これからが本当の始まり。健診が根付くよう、歯科医らに啓発したい」と話している。
【詳細】
徳島新聞ホームページ>徳島ニュース>徳島の話題>モンゴル初の歯科健診 徳島医療交流協西野理事長が啓発、3歳児対象に実施
https://www.topics.or.jp/articles/-/228174
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