【お知らせ】第2回オンラインキャリアセミナーを開催しました［四国］

2021.01.27

2021年1月23日（土）に四国内に一時帰国中のJICA海外協力隊および合格後に派遣延期となっている方々を対象にしたオンラインキャリアセミナーの第2回目を開催しました。四国にゆかりのある3名のJICA海外協力隊経験者をスピーカーにお迎えし、活動中から帰国後、そして現在のキャリアに至るまでの経緯をお話し頂きました。

愛媛県宇和島市で地域おこし協力隊として活動している西島百合子さん（平成27年度4次隊／ガーナ）からは、地域おこし協力隊の概要とその魅力についてお話しいただきました。県外出身の西島さんがなぜ宇和島市の地域おこし協力隊として活動することになったのか、そして地域おこし協力隊としての活動内容に、参加者の皆さんは興味津々でした。また現在は、地域おこし協力隊としての活動を終えた後のキャリアについて悩まれているとのことで、まさに西島さんの現在進行形でのキャリアについて共感できた参加者も多かったようです。

徳島県に本社を置く民間企業で海外事業を担う上西はるかさん（平成25年度2次隊／ケニア）は、青年海外協力隊で培った経験を、生まれ育った徳島県と世界をつなげることに活かされている様子を共有して下さいました。地元で社会還元するにあたって、ご自身の目標やそれを実現するための手法、リソースなどをどのように整理して行動に移されたかを順を追ってわかりやすく伝えて頂き、参加者からは参考になったとのコメントが寄せられました。なによりも、上西さん自身が、楽しみながら現在の業務課題に取り組まれている充実した様子が伝わり、参加者には大いに刺激となりました。

ネパールにて保健師として活動されたのち、地元徳島県の大学で助教として勤務されている髙橋久美さん（平成20年度1次隊）からは、国際医療分野でのキャリア形成について具体的なアドバイスがありました。働きながら大学院へ進学したり、先々での出会いを大切にされて現在につながっていることは、保健医療分野の隊員のみならず、すべての参加者にとってとても参考になりました。協力隊として活動していた時の現地同僚と共同研究も視野に入れていらっしゃることは、今後の活動再開や、準備する参加者にとって具体的なイメージになったのではないかと思います。

本セミナーは、地元での就労を含めた協力隊経験の社会還元について経験者の方々から伺い、具体的にイメージしてもらうこと、派遣前の合格者の方々には、帰国後までをイメージして派遣に向けた準備、派遣前訓練、派遣国での活動に取り組んでいただくことで、帰国後の選択肢が豊かなものになればと企画しました。

業種や形態は異なれど、四国から世界に向けた活動を現在進行形でされているスピーカーの方々のお話から、どんな場所でも世界とつながる可能性を改めて発見する時間となりました。
ご協力頂きましたスピーカーの方々、積極的に意見交換して下さった参加者の皆さま、ありがとうございました！

【詳細】
独立行政法人国際協力機構ホームページ＞JICA四国＞トピックス＞2020年度＞第2回オンラインキャリアセミナーを開催しました
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2020/0125.html

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