「四国NGOネットワーク(SNN)」について
「四国NGOネットワーク(SNN)」は、①JICA四国支部主催「第1回四国地区NGO-JICA国際協力ネットワーク会議(2001年3月)」、②えひめグローバルネットワーク(EGN)主催「四国NGOネットワーク構築会議(2002年9月)」、③JICA四国支部主催「第2回四国地区NGO-JICA国際協力ネットワーク会議(2004年3月)」、④四国・国際協力NGOネットワーク協議会(仮称)設立準備会発足(2004年3月)を経て、2004年10月に設立し、前EGNが15年余にわたり事務局を務めましたが、2020年3月末日をもって、前EGNのパートナーシップ・ネットワーク事業の一環として事務処理機能を集約し、業務の機能的統合による継続を行うこととしました。
ちょうど、EGNが任意団体だった2002~2003年に、四国の中でどのような団体が、どのような国々の人々とともに手を携えて、どのようなNGO活動を行っているのか自主的に調査を行ったことを機に、NGO同士がお互いに顔が見える関係をつくり、ともに「国際協力活動」を盛り上げていこう、と現JICA四国センターとともに立ち上げた四国で唯一の「ネットワークNGO」でした。
その後、現JICA四国センターとSNNのパートナーシップにより、2004年から始まった四国4県大学の「四国発・国際協力論~持続可能な社会づくりを目指して~」を通じて、四国の多様なNGOが地域で行う国際協力の必要性や魅力を、次世代を担う大学生へ発信し、人材育成に尽力してきました。
また、年2回の「NGO-JICA四国ラウンドテーブル」を通じて、NGOとJICAとの協働を推進し、NGO能力向上のための研修等を重ねました。SNNとの協働でEGNが2017~2019年度に実施したJICA提案型「フェアトレード研修」では、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に資する取り組みとして、地元の企業も巻き込んだ研修を実施し「四国フェアトレードネットワーク(4FT)」という新たなネットワークも生まれました。
前EGNは、このように「外務省NGO相談員」事業の受託と共に、SNNの活動を事務局として支え、『四国・国際協力団体とODA』を作成し、四国のNGO情報を取りまとめています。(SNNは、任意団体だったので、外務省NGO相談業務を担うことができず、NPO法人化している前EGNが担ってきました。)
さらに、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献も踏まえ、2017年度からはJICA四国センターや四国ESDセンターとともに「SDGs」をテーマとして新たな仲間を迎えつつ「SDGsラウンドテーブル」からローカルSDGs四国(LS四国)への展開という新たな一歩を踏み出しています。
これからも、NGO、JICA、大学・教育機関、自治体、国際交流協会等と連携し、四国で国際協力の輪を広げていき、四国のSDGs推進に取り組んでいきます!