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【お知らせ】澤口光資郎さん「ネパールで交通安全の指導に尽力」[徳島県]
2020.06.29
【職種】交通安全
【派遣国】ネパール連邦民主共和国
【派遣期間】2019年4月~2021年4月(2019年度4次隊派遣)
【出身】徳島県
【活動内容】
カトマンズにある首都圏交通警察局において、交通安全施策の提案及び街頭での指導、交通安全リーフレットの作成などを通じて、交通事故抑止及び交通マナーの向上を図る。
【活動報告】
ネパールは南アジアに位置し、中国とインドに接しています。ヒマラヤ山脈をはじめとする豊かな自然と多くの寺院、そして美味しいネパール料理が観光客を魅了します。人々は礼儀正しく、ネパールの男性同士は挨拶の習慣として「握手」をします。今年3月になってからは新型コロナウイルスの感染拡大を肌で感じはじめました。「握手」もなくなり、ジョークで靴先と靴先を合わせて挨拶をするようになりました。
私は、首都圏交通警察局において、交通安全の指導を行っています。ネパール人は、高齢者を敬う心、思いやる心が強いと感じています。私が事務所内で立っていると、幹部警察官が「若い者は、年配に椅子を譲りなさい」と諭します。バスに乗るとほぼ席を譲ってくれます。ところが、横断歩道を渡るときは別です。高齢者だろうが誰であろうが、車両は容赦なく、一時停止することなく横断歩道を横切ります。ネパールの横断歩道の渡り方として「グループを作り横断歩道を渡りましょう」とリーフレットに明記されています。わたしもこれを実践し、横断歩道の前で立ち止まり、数人が集まってから手で車両にストップサインを出しながら渡っていました。
2019年夏ごろから、カトマンズ市内において、未使用の信号機の運用が徐々に再開されました。2020年1月には、大部分が運用を再開しました。交通信号を守るルールが整備されてきたことで、交通マナーが少しずつ向上しているのを感じることができました。カトマンズの交通環境は、一歩一歩改善されています。
【協力隊に参加するまで】
徳島県警で36年間勤務したのち、海外生活にチャレンジしてみたいと思い、シニア海外ボランティアに応募。
【楽しみなこと】
ネパールの料理人が作ってくれるネパール風日本料理をアパートで食べる。
(「タウトク」2020年6月号に掲載)
【詳細】
JICAホームページ>JICA四国>事業の紹介>JICAボランティア事業>ボランティア便り アジア地域>澤口 光資郎さん「ネパールで交通安全の指導に尽力」
https://www.jica.go.jp/shikoku/enterprise/volunteer/news/asia/nep_02.html
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えひめグローバルネットワークは、令和元年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html
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