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【お知らせ】香川県立農業大学校で出前講座を行いました[香川県]
2021.07.02
香川県立農業大学校で、若宮武さん(派遣国:セネガル/職種:村落開発普及員)、丸岡猛志さん(モンゴル/花卉栽培)、田村美津子さん(マラウイ/幼児教育)の3名のJICA海外協力隊経験者が出前講座を実施しました。
【「俺たちの養蜂」 若宮武さん】
セネガルで養蜂の活動を中心に行っていた若宮さん。それまでに養蜂の経験はなく、養蜂経験のあるセネガル人と協力して活動され、地元住民が当事者意識を持って関わることができるようにされていました。また、「セネガルでは父親が家族の近くで仕事をしている様子を見たことが現在の生活につながっている」とのことで、ご自身にとっての「豊かさ」についてもお話ししてくださいました。
≪参加した学生の感想≫ ※一部抜粋
・普段知ることができない外国の人の姿を写真付きで見ることができてすごくわかりやすかったです。実際に行った人にしかわからない宗教の事や携帯の事情など、この授業でしか知ることができないことを教わりました。
・時間を守ることが日本人の私たちにとっては当然でも、他の国の人からすれば当然ではないということに驚いた。国によって様々な特徴があるのだなと思った。外国での経験を聞いて、自分の視野はまだまだ狭いのだということに気づかされた。少しでも多くの知識を得ることができるように頑張りたいと思った。
・青年海外協力隊の活動は、地域の人と一緒にすることが大切で、地域の人はその地域のことをよく知っているのでコミュニケーションが大事だと思いました。開発途上国では人と人とのつながりを大切にしていて、困っているときには助け合うことができているが、私はできていない部分があるので、開発途上国の人を見習うべき部分があるのではないかと思いました。
・派遣された国でどんなことができるのかを考えてそれを実現させる事は自分の成長にもつながるのかなと思いました。開発途上国に行きその人たちと暮らしを共有することで今までにない経験ができ人生を豊かにすることができるのではないかと思いました。
【「モンゴル式農業の現状」丸岡猛志さん】
丸岡さんは、モンゴルの農業専門学校で花卉栽培、野菜栽培を教える活動をされていたとのことで、「日本では機械を使ってできる作業も、モンゴルでは機械がなく、ただ穴を掘るだけのことがとても大変」とのお話しに、驚いていた学生が多くいました。モンゴルでは雨がほとんど降らないなど、日本と全く異なる環境で農業を行う難しさについてもお話ししてくださいました。
≪参加した学生の感想≫ ※一部抜粋
・映像交えてのお話なので聞きやすかったです。男性は、羊を1人でさばかないと一人前のモンゴル人になれないのは国の違いを感じました。青年海外協力隊の方々も大変そうだけれど、映像を見るととても楽しそうで、その国の人の暮らしがよくわかって興味がわきました。
・現地での様子を動画や写真で説明してくれたのですごくわかりやすくて楽しく見れました。モンゴルの家や育てているものを教科書だけで知るんじゃなくて、今日こうやって体験している人から聞くのは本当に面白かったです。私もコロナが終わったら海外の人が実際に暮らしている様子などを見に行ってみたいと思いました。
・今日の話を聞いて、モンゴルの事や海外支援のことがよくわかりとてもためになりました。モンゴルでの生活は、日本とは全く違う環境や文化の中で過ごして大変なはずですが、僕の目にはとても楽しそうで充実したように見えました。モンゴルの人々に様々なことを教える中でも様々な出来事が多くありそこにもいろんな気づきがある。青年海外協力隊は素晴らしいなと思いました。
・スライドを動画やクイズなどを組み入れてくださったおかげで、とてもわかりやすく理解できました。海外で働く上で大切な五箇条(仕事における専門性、日本の文化や歴史を知る、英語などの語学、一芸があればなお良い、健康第一)も教えていただき、もし、青年海外協力隊に入ったときに大切にしたいと思いました。この講義は私にとって大事なことを学べたような気がしました。
【「国際交流は未来創造のキーワード」田村美津子さん】
JICA海外協力隊ではマラウイで活動をされた田村さんは、現在、協力隊経験を生かし、外国人技能実習生に関わる仕事をされています。今回は、香川県内で働くインドネシア人技能実習生のファイサルさんも来てくださり、外国人労働者をテーマにお話しをしてくださいました。「普段から外国人労働者を見かける機会はあるが、なぜ日本で働いているのか不思議だった」という学生たちでしたが、ファイサルさんとの交流を通して外国人労働者に対する理解を深めました。
≪参加した学生の感想≫ ※一部抜粋
・今回のお話を聞いて、普段街中で見かける外国人の方々について少しだけだが理解できたように感じる。ファイサルさんが話しているのを聞いて、真面目で優しそうな印象を受けた。「外国人は怖い」という人もいるが、ファイサルさんは全く怖い感じがしなかった。インドネシアのこと、ファイサルさんのことを色々知れて、とても面白く、ためになる時間だったと思う。今日はわざわざ時間をとってくださりありがとうございました。
・とても楽しい授業でした。普段からコンビニやスーパーなどで外国人労働者は見かけていましたが、実際に日本でどのような生活をしているのか知りませんでした。ですが、今回のお話を聞いて外国人労働者の年齢、労働環境など詳しい事が知れてとても面白かったです。
・価値観の多様性が求められる現代、外国人労働者を受け入れる事は日本の良い未来のために必要だと思いました。
・外国人労働者に対して自分にできることは、まずは受け入れることだと思う。受け入れることができなければ、その後の関係は発展しないと思ったから。
・外国人だからめんどくさいから話さないと言う偏見や差別をなくさないといけない。何かあれば積極的に助けてあげたい。
【詳細】
独立行政法人国際協力機構ホームページ>JICA四国>トピックス>2021年度>【出前講座】香川県立農業大学校で出前講座を行いました
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2021/0630.html
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えひめグローバルネットワークは、令和3年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html
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