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【お知らせ】香川県立保健医療大学臨床検査学科で国際協力の出前講座を実施しました[香川県]
2021.07.14
2021年7月7日、香川県立保健医療大学で臨床検査学科の学生を対象に、出前講座を実施しました。
講師は、アフリカ中部に位置するガボン共和国に臨床検査技師として派遣された一木奈絵さん。
一木さんは、ガボンの病院で、輸血医療・検査精度の向上、5S・KAIZEN活動(※)などに取り組まれました。機材がなくスタッフも充分な専門教育を受けていないことから、日本での常識が通用せず、「臨床検査技師にできる国際協力ってなんだろう?」と悩みながらも、「自分の活動で少しでも現地の人のきっかけを与えることができたら…と思ってやっていた」と、ご自身の活動を振り返りました。学生の皆さんに向けて「人生は選択の連続。もし失敗したとしても学びがあるはず。後悔しない選択をしてください」とお話をしてくださいました。
※5S活動とは、整理(いらないものを捨てる)、整頓(決められた物を決められた場所に置く)、清掃(常に掃除をする)、清潔、3S(整理・整頓・清掃を維持し職場の衛生を保つ)、躾(決められたルールを正しく守る習慣をつける)という、各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもの。
KAIZENとは、職員が認識する問題を、現場主導で少しずつ継続的に改善していくプロセスのこと。
【参加した学生の感想(一部抜粋)】
■日本で質の良い治療を受けられていることや、生活に恵まれていることが当たり前と思わないようにしたいと思いました。昔から海外でボランティア活動をして困っている人を少しでも助けたいと思っていたので、機会や環境があればしてみたいと思いました。
■知識がないため日本で助けられる命が助けられなかったり、貧しいために薬が満足に買えなかったりと、日本とは全く違う医療体制であることが一番心に残っています。平均寿命の短さなど、医療レベルが低い現状が続いているため、知識のある医療従事者のサポートは欠かせないのだと思いました。
■「日本だと救えた病気だったかもしれない」と言う言葉がとても印象に残りました。海外旅行の際にストリートチルドレンを見て海外協力に興味を持ったという話から、私の身近にもきっかけがあると思うので、後悔しない選択をしていくことを心がけようと思いました。
■私は、寄生虫に一番興味があるので、マラリア原虫について現地に実際に行ってみたいと思いました。現地の人の支えになれるような行動ができるようにしたいです。知識がないと救うことはできないので、この大学4年間でしっかりと知識と経験を身に付けたいと思います。
■日本では当たり前のことが現地では当たり前ではないと言うのは頭で理解するのは簡単だけど、実際に目の当たりにすると違った難しさがあるのだとわかり、自分もそれを体験してみたいと思いました。自分の提案で、直接的ではなくても人の命を救うことにつながるボランティアと言うのは本当に凄いことだと思いました。辛いことや、馴染めないことが多くて、現地のボランティアは大変そうだと今まで思っていたけれど、その経験をしたからこそ得たものも多いと言うことがすごく心に刺さりました。
■考え方が全く違うところで、5S活動を呼びかけ、整理整頓など身近なところから改善の活動しているところに驚き、感動した。将来は病院で働きたいと思っているが、実務経験を積んで青年海外協力隊に参加する、という将来についても考えてみようと思った。
【詳細】
独立行政法人国際協力機構ホームページ>JICA四国>トピックス>2021年度>【出前講座】香川県立保健医療大学臨床検査学科で出前講座を実施しました
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2021/0713.html
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えひめグローバルネットワークは、令和3年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html
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