【お知らせ】ブータンの農業関係者を愛媛県に招聘 しいたけ生産・販売のノウハウを現場視察［愛媛県］

2024.07.23

南アジアに位置するブータン王国では、農村部農民の貧困が開発課題となっています。同国の一人当たり GDP 約 3,500 米ドルに対し、労働人口の約 6 割を占める農業従事者の一人当たり GDP は 1,500 米ドルと半分に満たず、多くの貧困層が暮らす農村部と、都市部との経済的格差が拡大しています。また、農産物の多くはインド及び他国からの輸入に頼っており、きのこに限っては自給率 5%と、低い食料自給率も農業分野の課題の一つです。
宇和島市で菌類を始めとする農産物の生産を営む有限会社宇和島食菌は、開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを支援する JICA「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」制度に採択され、同社が国内で培ってきた有機原木しいたけの栽培、加工、流通、販売をあわせた 6 次産業化の技術をブータンのしいたけ産業に活用し、現地農民の収入向上を目指す取組みを進めています。
この度、宇和島食菌社が同事業の一環として、ブータンの関係者を愛媛県に招聘し、日本のきのこ産業の現場を紹介する活動を行います。
ブータンから来日した参加者が愛媛県内のしいたけ栽培・加工・販売の現場を視察し、日本の企業や農家が持つノウハウについて理解を深める貴重な機会となりますので、ぜひ取材・報道をご検討ください。
なお、取材をいただけます場合は、お手数ですが、以下問い合わせ先まで事前連絡をお願いいたします。

【来日活動概要】
ブータンの農業・きのこ産業の発展に資する知見をブータンからの参加者（3 名）に提供する。
【活動日程案（取材可能な日）】※参加者や企業担当者へのインタビューも可能
詳細は下記詳細ページよりご覧下さい。
【JICA「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」案件概要】
採択企業：有限会社宇和島食菌（愛媛県宇和島市）
企業 HP：https://ushoku.co.jp/index.html
案件名：ブータン国低コスト型有機原木しいたけ栽培の6次産業化に向けた案件化調査（中小企業支援型）
契約期間：2022 年 12 月～2025 年 2 月
事業内容：有限会社宇和島食菌がブータン国で低コスト型有機原木しいたけ栽培の 6 次産業化を行い、現地農民の貧困脱出を実現するビジネスモデルの実現可能性を調査する。契約農家に有機原木しいたけ栽培を委託し、加工、流通の一元化モデルの構築を目指す。
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 民間連携事業部 坂陽介
TEL 080-7137-2334
E-mail：Saka.Yosuke2@jica.go.jp

【詳細】
独立行政法人国際協力機構ホームページ＞日本での取り組み＞JICA四国＞ニュース&メディア＞プレスリリース＞ブータンの農業関係者を愛媛県に招聘 しいたけ生産・販売のノウハウを現場視察
https://www.jica.go.jp/domestic/shikoku/information/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/07/22/press_20240722.pdf

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