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【お知らせ】【教師海外研修 国内事前研修】ラオスで学ぶために今からできること[中四国,ラオス]
2024.10.11
2024年6月29日(土)、30日(日)の2日間、教師海外研修の国内での事前研修を行いました。今年度もJICA中国・四国の合同チームが、東南アジアに位置するラオスを今夏に訪問します。中国3県から6名、四国3県から4名、計10名の先生方がご参加下さり、事前研修の会場である岡山に集まりました。まずは、JICA愛媛県国際協力推進員の進行による色紙を使った自己紹介タイムで、参加者、JICAスタッフ全員と交流をはかりました。
最初に、現時点で訪問国ラオスについて知っていることやイメージを、どんどん付せんに書き出してもらいました。食や民族、歴史や現在の課題など、すでにラオスについて調べている先生方からはたくさんの情報が出てきました。現地で様々なことを見聞きされたのち、ラオスに対する印象が変わるのかどうか、知識や情報がどれだけ増えるのか、今から楽しみです。
1日目の後半は、ラオスへの理解を深めるため2名のゲスト講師にお越し頂きました。
1人目のゲスト講師の宍戸孝行さんは2019年にJICA海外協力隊としてラオスに赴任し、小学校教育の分野で活動されました。現在は香川県に拠点を置く「ファーマーズ協同組合」のスタッフとしてラオスに駐在されています。人々の生活や経済事情、伝統行事や地域における課題など、本やインターネットでは分からない現地で暮らす方ならではのリアルな情報は、先生方にとって刺激的で、新たなラオスへの発見があったようです。
2人目のゲスト講師である鳥取県立鳥取西高等学校の中村秀司先生は、2019年度教師海外研修に参加され、ラオスを訪問しました。渡航前の準備や現地での過ごし方、収集して役に立った教材や帰国後の授業実践など、過年度参加者ならではの視点から助言を頂きました。また、中村先生は現地での学びを高校生にも経験してほしいとの思いから、所属校の生徒を対象に、外部機関の助成金を活用して2023年に「ラオスESD研修プログラム」を実施されています。現地で得た知見を継続的に学校現場に還元する中村先生の体験談から、本研修に参加した先生方は帰国後の取組みのヒントを得たようでした。
【日本の子どもと世界をつなぐため、先生ができること】
教師海外研修アドバイザーとして現地にも同行頂く川崎医療福祉大学非常勤講師の山中信幸先生は、2日間にわたり講義とワークショップを実施頂きました。講義では、開発教育の定義と特長、「開発」の捉え方や人権教育とのつながりについて、また、山中先生ご自身がJICA教師海外研修に参加されたときに作成したワークショップや、格差を体感するアクティビティを通じて、教材、授業づくりにつながるヒントを与えてくださり、教材化する写真の撮り方と現地で暮らす人への配慮、留意点など、具体的なアドバイスもいただき、多くの学びと気づきが詰まった時間となりました。
内容の濃い2日間は先生方にとって大変だったと思いますが、一人一人が熱心に積極的に参加され、有意義な事前研修となりました。
次回先生方とお会いするのは8月6日(火)、ラオス出発前日になります。それまでにラオスの各訪問先で何を見てどんなことを知りたいか、それが帰国後の授業実践にどうつながるか、児童生徒に何を伝えたいのか、を問い続けてもらい、11日間の海外研修へ赴きます。
【詳細】
独立行政法人 国際協力機構ホームページ>日本での取り組み>JICA中国>ニュース&メディア>トピックス>2024年度>【教師海外研修 国内事前研修】ラオスで学ぶために今からできること
https://www.jica.go.jp/domestic/chugoku/information/topics/2024/2024_s04.html
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四国グローバルネットワークは、令和6年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
https://www.sgn.or.jp/ngo/ngo.html
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